ヤマーリン:よし、案内してくれ、コ○ズミ!!

GM:(別に感動したとか言ってないって)「コイ○ミ、何?オレ、名前ダリア。」
   巨人は入り口で少し屈むと、先ほどの洞窟の奥の方に入って行きます。
   奥の方は少し様子が変わって、ある程度手が加わった感じの居住スペースになっています。

キルラ:入り口で屈んで……何か可愛いな。

カクオウ:……5Mくらいの巨人ですよね?この洞窟3Mでしょ?

GM:ええ、部屋の方はもう少し天井が高くなってますが、実際かなり窮屈そうです。
  「アイリス、迎エ、来た」と言って入っていくと、藁を敷き詰めた簡易な寝台の上に
   足に不器用に包帯が巻かれた少女が座っています。聞いていた特徴と一致しますね。

アティオ:「君が……アイリスちゃんか?」

GM:(少女)「どうしてあたしの名前知ってるの?」

キルラ:靴を渡してあげよう。

カクオウ:……渡してどうするの?

キルラ:履け。

カクオウ:履 け、って!?(汗)

GM:(流す。)「ママがあたしを探してるの?」

アティオ:「ああ……とても、心配している。」

GM:「ママの所に……帰りたい……。

ヤマーリン:よし!いい提案があるぞ!!

キルラ:……何だか嫌な予感がするぞ……

ヤマーリン:いや、本当にいい提案だっ!!巨人は彼女の恩人だ。たまに会いにくればいい
      じゃないか!!

アティオ:何だか随分展開が早くないか!!?まだ何も聞いてないぞ!!?(笑)

カクオウ:熊が出る様な森を女の子一人で歩かせる気かっ!!!?

ヤマーリン:そういや熊出るのか!!

キルラ:コウモリもいるしなー。

GM:アイリスはみんなの様子を見て心配そうに言うよ。
  「ダリアをいじめないでね。あたしを助けてくれたの。」

キルラ:いじめてないよー。

ヤマーリン:いじめられそうになりました……

クロイツ:危うくな!!(笑)

ヤマーリン:でも……分かり合えた……音楽、イイ!!!

GM:(……何でカタコトなんだ)

クロイツ:色々話してる間に、怪我を治してあげよう。

GM:ん、おっけー。

キルラ:……あんまり怖がらせる回復の仕方するなよ☆

クロイツ:「ふんぬあー!!!!」(気合)

GM:怯えるって!!!

クロイツ:普通にやるよ(笑)8点回復ね。

GM:じゃあすっかり治った。「お兄ちゃん、怪我が治せるんだ!すごいね!!」

クロイツ:……(無言)

GM:(あれ?無反応?)

キルラ:お兄ちゃんと言われて感動しています。

クロイツ:「おにいちゃん……?君は、僕が守るっ!!!

GM:(それじゃキモい奴だろー!!)

アティオ:巨人に礼を言おう。「彼女を助けてくれて……ありがとう。

GM:「そんなコト、無イ……」ちょっと照れてます。

アティオ:「村人たちは君のことは知っているのか?」

GM:「知ラない……。オレ昔、山の上住んでタ。でも、村人、オレいじめた。
    オレ、隠れた。洞窟住んだ……人間、コワイ……」

一同:……

GM:「でも、アイリス、違う。アイリス、優シイ。」

アティオ:「そうか……君は、これからどうしたいんだ?」

GM:「オレ、ここで隠れて住ム。オレ、戦う、キライ……」

アティオ:……村の人たちと分かり合うことは……出来ないのか?

カクオウ:……人間の方が、難しいだろうな……

キルラ:旅に出たらどうだ?君を受け入れてくれる土地がどこかにあるかもしれない!!
    ……そうだ、
ドワーフの村なんかどうだろう!?

カクオウ:うぇぇぇぇ!!?(汗)

GM:(無責任なコト言って他人に押し付けるのかよ!!?)

カクオウ:家族は?もともとどこにいたのがここまで逃げてきたんだろう。

GM:ええ、大体話から推測すると、集団でどこかの山に群れで住んでいたのが、
   人間が村を作ったりするので次第に住む場所を追われていったのでしょう。

アティオ:この世界、巨人が住める場所は日に日に少なくなっているんだな……(しみじみ)

キルラ:環境破壊が原因か……(しみじみ)

GM:(何か違うよーな……)彼らは争いを好まないので、隠れる様にしてこんな窮屈な
   ところに住み着くようになった……と思ってください。

キルラ:それで、女の子なんてそこら辺にはいないから……つい、出来心で……!!

アティオ:寂しかったのか……

GM:さらったんじゃないから!!!たまたま川を流れてくるのを見てられなくて助けたんだそうだ。

ヤマーリン:はあー ……(うなずく)

GM:ただ、自分を拒絶する態度を取ったら追い出そうと思っていたんだけど、
   彼女はそういう素振りを見せなかったんだそうだ。

キルラ:「……アイリスとその巨人は、友達だな!!」

GM:「うん、友達だよ!」

キルラ:……アイリスも冒険者になって強くなれば、いつでも会いに来られるぞ!!

GM:五歳児ですってば(笑)「あたし……ママの所に帰るね。」
   ダリアはそれを聞いて少し寂しそうにうなずきます。

アティオ:巨人に話す。「……寂しくないか?」

GM:「オレ、寂しい……でも、ガマン。オレ、人傷つける、キライ。」

一同:…………

ヤマーリン:村人を説得出来ないかな?

カクオウ:それは、難しいと思う……

GM:「ダリアのこと、ママに話すよ!ダリア優しいもん、みんな分かってくれるよ!」

キルラ:止めた方がいいだろうなあ。「分かってくれない奴もいるんだ。
    
……しかし、現実をその身に受けて学ぶというのも、また一興

GM:(何様なんだお前は!?)

ヤマーリン:……うーん、和解する術が思いつかない!!

GM:(うんうん、こうやって悩んでくれるのは嬉しいもんだなあ。)

アティオ:ダリアを村に連れて行って説得したらどうだ?実際に目にすれば信じてくれるだろう!

カクオウ:いやいや、アレですよ!!現在で言うと森に住んでるトラとかに当たるんですよ!?
     いくら優しいトラだって言われても
それと自分の子供が遊んでるんですよ?

アティオ:うん。(平然)

カクオウ:トラと、遊んでるんやで!!子供があああ!!!(絶叫)

GM:(説得力があるけど、本当に子持ちの人みたいだ!!何故かなまっているし!!)

キルラ:まあ、難しいだろうなあ。

クロイツ:外出禁止!とかにもなりかねないよなあ……

カクオウ:「冒険者に依頼して討伐だー!!」ってことになるよ!

ヤマーリン:いっそ村を制圧して……いや、冗談です。説得は難しいか……
      でもオレ達にお願いしてくれれば遊びに行く時は付き合ってあげられるよな?

GM:「本当!?いつでも遊びに来られるの!?」

ヤマーリン:「こっちが忙しくなければ……あ、い、いや……いつでもだ!!

GM:「わあ、お兄ちゃんありがとう!!」

キルラ:うちのPTに……ぺどがいる……(アタマを抱える)

ヤマーリン:将来に期待してのことだ!!

キルラ:まあ、村のことはアイリスがジャイアント語を覚えるなりして頑張ればいいんじゃない
    のか?

GM:(ん?ジャイアント語?)まあ、そうですね。まだ五歳児だから、
   これから色々と学んで解決する方法を考えることでしょう。

キルラ:たまに送って欲しければまあオレ達が行ってやればいいだろう。

ヤマーリン:今のところそれしか無いよな。

GM:今の話を聞くとダリアは笑顔で言います。「オレ……待ってる」。

ヤマーリン:そうだ!!いい男はやっぱり待たねえとな♪

 こうして巨人を説得した一行。アイリスには詳細を口止めし、村人にダリアの存在は伏せさせる
 ことを約束してから村に送って行きます。

GM:では無事に村に帰りつきます。リリーさんはアイリスの姿を見止めると泣きながら
   猛ダッシュでやってきて、娘を抱き締めます。「良かった……本当に良かった……!!」

ヤマーリン:ああオレも抱きしめられてえ……

アティオ:バカなこと言ってるな、帰るぞ。

ヤマーリン:ふえーい。

GM:(帰るの?随分潔いなあ)すると旦那さんのポトフさんが皆のところに来ます。
   「ああ、ありがとうございました!!娘が生きて、帰ってくるなんて……!!」男泣きです。

キルラ:ええ、おかげさまで。

アティオ:おかげさまで!?

GM:(アティオ、キルラにいちいちツッコむのはやめよう?)謝礼金を払いますが……
   まあ普通の家なんで、みんなで2000ガメルですね。

カクオウ:「いやいや、娘さんが無事で戻っただけで十分です……」

GM:(え、要らないの!?)

キルラ:じゃあオレ達四人で分けよう♪

アティオ:「オレも今回は謝礼金をもらう気にはならん……」

キルラ:どんどん頭数が減っていくぞう!!(笑)

GM:「いえ、気持ちだけでも受け取っていただかないと……」

ヤマーリン:「娘さんを僕に下さい!!」(大真面目)

クロイツ:「お前はちょっとこっちに来ーい!!(ヤマーリン引きずる動作)……
      すいません、後で
きつーく叱っておきますから……」

GM:唖然としてますよ(笑)「はは、と、都会の方はユーモアがありますなあ……」

カクオウ:「そのお金は、将来アイリスちゃんが勉強する時の為にとっておいてあげて下さい。」

キルラ:……しょうがねえなあ。

GM:「あ、ありがとうございます!!」今回はボランティアかあー。

キルラ:アイリスに耳打ちする。「ジャイアント語、頑張れよ。」

GM:(珍しくこだわってるね、キルラ)

ヤマーリン:オレも耳打ちする!!!!「いつか、オランでデートしようね☆」

GM:「お兄ちゃんたち、また遊びに来てねー!!」

ヤマーリン:「『お兄ちゃん』だけでいいんだよー?」

クロイツ:ヤマーリンはやっぱりちょっとこっち来ーい!!

ヤマーリン:ああああぁぁ……(また引きずられている)

キルラ:さ、さっさと帰ろうぜ。

GM:「私、一生懸命お勉強するねー!!」

ヤマーリン:ん、んん!!んん!!(目を拭う仕種)

GM:(おお、泣いている)

ヤマーリン:よおーし、オレは歌うぞー!!!

 賑やかに歌いながら村を後にする一行。
 今回のことで一回り大きくなったような……大して変わってない様な?

 ともかく少女の救出は無事成功。
 感動的な説得のおかげで無用の(勝ち目の無い)争いも避けられてほっと一安心!
 再びオランに帰って次の冒険までゆっくり骨を休めよう!

GM:と、言うわけで。皆さん、今回はただ働きお疲れ様でした!!(笑)

                      第二話 木の暗れ闇の円舞曲・完