GM:さて・・・南に向かったのはどなただったかな?
カクオウ:はい!
GM:南の方に向かうと小川に突き当たります。ただし、小川といっても現在は増水してまして、
水かさは結構増していますね。
カクオウ:いかにも危険そうな感じですか?
GM:そうですね、周囲もぬかるんでますし。
カクオウ:えーとじゃあ・・・下流のほうに行こう・・・・・・
GM:何か不吉だよその言い方!!(笑)ではレンジャーLV+知力で振ってみて下さい。
カクオウ:15!
GM:高いな!では川岸に水草の類が茂っているわけですが、その内の一つに小さな赤い靴が
引っかかっているのを見つけました。
カクオウ:う、うわああ・・・
GM:どう見ても4・5歳児が履いている類のものですね。
カクオウ:こ、これは…証拠品1だ……。片方だけ?両方そろえて脇に置いてあったりしない?
GM:片方だけです!(笑)
カクオウ:ではいったんみんなの所に戻ります。
さて、みんなそれぞれ聞き込みを行いますが、キルラが村の防災対策本部(?)の場所を
聞いておいた以外に、ヤマーリン以上にめぼしい情報は特に得られず。全員宿屋に戻ってきます。
GM:さて、みんなが酒場に戻ってくると一足先に来ていたヤマーリンがスネていたりして(笑)
アティオ:どうやら事件性は無いようだな。ここ数日の雨で増水した川に流されたんじゃないか
と村人は言っているが…
キルラ:あ、オレ自警団の本部の場所聞いておいたぞ!
カクオウ:……(言いづらそうに)実は…(靴を取り出す)ゴスッ。
クロイツ:ゴスッ…てそんなに重いの!!?
GM:別に重くはないですよ!!?(笑)せいぜいコトッて感じです!
カクオウ:この様なものを…南の川で…。残念ながら……
一同:……(神妙にしている)
クロイツ:……いや、まだ決め付けるのは早いよ!!
アティオ:そうだ、死んでいるとは限らない!!
カクオウ:じゃあ酒場の親父さんに見てもらおう。「これ、どう?」
クロイツ:これどう?って!!何か聞き方違くないか!?(笑)
GM:「あーあ、やっぱり思ったとおりだなあ…(暗い顔)」
カクオウ:「これは…間違いないですか?」
GM:「ああ、そうだと思うよ。村人の集まりも遺体の捜索に切り替えてるらしいからな。」
キルラ:マジで!!?オレ話聞きに言ってみようかな。
カクオウ:(酒場の主人に)「川はどこに繋がっているんですか?」
GM:「下流の方は森に向かって流れていて、森の中には凶暴な動物やモンスターの類が
出るから、捜索には手間がかかっているだろうな。」
ヤマーリン:なるほどね……つまり、オレらの出番じゃねえか!!!
GM:(おおヤマーリンに火がついた。)
クロイツ:……(アタマを抱える)
ヤマーリン:魔物でも何でも、相手してやろうじゃねえか!!
アティオ:おい、目的は魔物退治じゃないぞ!!
ヤマーリン:邪魔なんだったらとりあえずぶっ倒しゃいいだろ!?(興奮)
GM:さて、アイリス捜索をしていると、それを聞きつけたリリィさんの旦那が何か話したいといって
いたことを酒場の主人から聞かされますが。
キルラ:ああ、旦那がいたのか。
GM:普通はそうだろ、旦那さんいなきゃ子供産まれないんだから。
キルラ:お前らなあ、ファンタジーだろ!?そういう場合もあるだろっ!!?
GM:(そういうってどういう?)
クロイツ:キルラ、子供はね、コウノトリさんが運んできてくれるんだよ・・・
ヤマーリン:オレはそんなもの信じないけどな!!
GM:もうやめよう、イヤな方向に脱線して行きそうだ(苦笑)
カクオウ:とにかくお父さんに話を聞こうよ。
GM:では旦那さんのポトスさんです。
「ああ、あなたたちが娘を探してくださっている冒険者の方ですか。」
キルラ:「うん、まあね。」
GM:「妻は今ふさぎ込んでしまっていましてね。」
カクオウ:「この度はまことに残念なことに……」
アティオ:「だからまだ死んだとは限らないだろうが!?」(怒)
GM:「いえいえ、私どもも覚悟の上でございまして……」
アティオ:「まだ、諦めちゃ駄目だ!!遺体が見つかるまでは死んだとは限らない……」
GM:「私も有志の村人達とともに捜索をしていたんですけれども、状況は絶望的なもので・・・」
クロイツ:「あなた方はどこを捜していたんですか?」
GM:「ええ、やはり川の周辺です。ただし下流のほうは我々のような素人には入り込めない
場所に繋がっていますので、そちらはまだ・・・」
ヤマーリン:「捜してない所があるってことだな!!」
アティオ:「下流……例の森の方だな。」
キルラ:「ねえねえ、何も心当たりは無いの?遊びに行く前にどっか行くとか言ってないの?」
GM:「ええ、何日も外に出られなかったものですから娘も不満に思っていた様で…
朝家を出る時も妻が止めたので口論になってしまったのですよ。」
キルラ:ほうほう。
GM:「川の周りは危険だから行っては駄目だと言ったのですが、飛び出して行って
しまったのです。」
キルラ:「そうなんだ。…家出とかの可能性は無いの?」
GM:「…五歳児ですからねえ。」
キルラ:五歳で家出はするぞ!オレはしたもんだ。(何となく得意げ)
GM:(それはキルラの話?それともPL??)
カクオウ:もう無理かもしれないけど、足跡追跡とか…
キルラ:おっさん(※カクオウのこと)が靴を拾った辺りをもう一回重点的に捜してみようか。
GM:「よろしくお願いします。娘の亡骸を見つけてくれましたら、謝礼金をお支払いしますので…」
ヤマーリン:「……何てこと言うんだよ、全く!!」
クロイツ:「お父さんがそんなことでどうするんですか!!」
GM:父親ってのはまあこんなもんだろう。母親だよ諦めないのはー。
クロイツ:出来そうだったら足跡追って見てみようよ。
GM:家の前から何となく点々としているものがありますが…
アティオ:よし、出発だ。
カクオウ:村の中だけどレンジャーでいいの?
GM:屋外ですからおっけーです。知力基準でどうぞ。
カクオウ:(コロコロ…)13。
GM:村の中は当然様々な足跡が混じっちゃってるけど、その内の一つ、小さい足跡が
カクオウが靴を見つけた地点の少し上流をうろうろしているような感じで見つかった。
カクオウ:…ううーむ。
キルラ:どう見ても流されたんじゃねーの?
GM:その様に推測できますね。
カクオウ:この川はもともとどのくらいの大きさ?
GM:もともとは、子供が水遊びをするのに支障ないくらいです。
公園などで人工的に作っている川とかそんな感じ。
カクオウ:今はどうなってます?
GM:今は増水して川の幅も大分広くなっています。
カクオウ:大人の男でも危険ですか?
GM:それは全然問題無いですね。
クロイツ:溺れたこと自体もひょっとしたら魔物のしわざとかかもしれないね。
ヤマーリン:遺体が見つかっても、生き返らせればいいじゃないか!!
キルラ:そうだな!
GM:…そんなの何万かかると思ってんだー…。さて状況を整理しよう。
(図を描きながら)川岸のこの辺に足跡。で、少し下流の方で靴を見つけた。
更に下っていくと問題の森に入ります、という感じ。
キルラ:靴をわざと下流の方に投げたんだ!!
GM:そうこれは偽装で本人は実は上流にいる!
キルラ:偽装誘拐だ!金が欲しかったんだ!
クロイツ:…イヤな五歳児だ。っていうか足跡はどうなったんだ。
GM:それはトリックで何とかしたのだろう…ってんなこたあ無い!!(笑)
アホなこと言ってないで、みんな森に向かうんでいいね?
アティオ:それしかないだろう。
ヤマーリン:そうだ!行こうぜ!
キルラ:待って、その川って普段は特に何も無いの?
GM:「ええ、いつもは子供達の遊び場になっていますから。」
ヤマーリン:じゃあ別に砂金が出たとか鮭の産卵が行われてたりとかってことは無いんだな。
GM:そんなことは無いです(笑)「下流の森にモンスターが出るのは聞いていますよね?」
カクオウ:野生動物じゃなくて、モンスターなの?
GM:えーと両方だと思います。そこら辺一般人の認識はまあ適当な感じでしょう。
とにかく危険なものは危険って感じで。
ヤマーリン:向かってくる奴は血ぃ見るぞ、ってことだ。
GM:「そういえば…」ここで思い出した様にポトスさんが言います。
「森の中には得体の知れない巨大な影が現れる、という噂を聞いたことがあります。」
カクオウ:木々の上から頭を出すんですね!!
GM:…ダイダラボッチですか?
キルラ:…和田ア○子?
一同:(爆笑)
GM:「私はあまり詳しく知りませんが、ひょっとしたら危険な魔物かもしれません。
くれぐれも気をつけて下さい。」
カクオウ:そっから何か分からないの?セージの人。
キルラ:デカいってだけじゃ分かんねーよ!象さんかなー?ドラゴンかもしれないぞ!!
カクオウ:これは近づかない方がいいかもしれないな…
GM:詳しく知りたいなら事情を知っている人を紹介してくれるよ。酒場にいる情報通の人だ。
ヤマーリン:酒場か、じゃあ戻ろう!
クロイツ:わあーだばだばだばー…(移動のエフェクトらしい)
GM:「たまに川沿いに大きい影が歩いて来るんだよ。どうやら人間の様な姿かたちを
しているらしいが、ハンパじゃなくデカいんだって話だ。」
キルラ:巨人じゃないのかソレは?
GM:「5M…以上はあるだろうな。」
アティオ:デカいな!!
ヤマーリン:(マジメな顔で)サイコガ○ダムかもしれないな。
アティオ:それはやっかいだ!ビームが利かない!!おまけに変形してくるぞ!!(笑)
GM:えー……こんな危険な噂が絶えないということで、下流には大人も子供も普段近づかないん
だそうです…(遠い目)。
03に続く・・・