キルラ:そうだ、鏡とか見たい。
GM:ん、盗賊なら手鏡とか持ってないの?
キルラ:持ってない(きっぱり)
GM:(……今まで突っ込まなかった私も私だが)商店街をうろついていたら室内装飾店があるよ。
キルラ:じゃあマント一丁の女がその中に入って行くよ。
GM:(店員)「はい、いらっしゃいませー」
キルラ:「鏡を見せて。」
GM:「鏡ですか?でしたらこちらなんかいかがでしょう。500ガメルするんですが年代モノの……」
キルラ:(無視)顔をよく見てみる。
GM:もとの顔と良く似ていますが、まつげが長くなってたり頬がほっそりしていたり……って感じかなあ。
もともとそんなにガッチリした体格じゃないでしょ。
キルラ:そうだね。
GM:(体つきまでは変わらないからな。キルラにしておいて正解だった)
キルラ:胸にサラシを巻いて、男っぽい格好をする。
GM:じゃあその辺の服屋で買い物したっと。適当にお金減らしておいてね。
キルラ:そしたら一度牙亭に帰ろう。
GM:このくらいの行動なら……お昼までに戻れるかな。集合時刻に大幅に遅れたが、みんなに会うことが出来た。
キルラ:声を出すと高くてバレそうだから、紙に書いて筆談しよう。
GM:また無駄な努力をする……
キルラ:(紙に書いて)『ただいま。』
アティオ:「む、さっきの怪しい女ぁ!?」
ヤマーリン:「え、だ、誰……?」
キルラ:『キルラだよ☆』
クロイツ:(紙に何か書いてる)
GM:いやクロイツまで筆談する必要無いからっ!!
キルラ:『あのね。』……えーいめんどくさい!喋るわ。
GM:だから言ったのに(笑)
キルラ:昔からオレって不思議な体質の持ち主でね。疲れると声が高くなるんだよ。
GM:(……どうして姑息なことをするんだろうねこの子は。)
キルラ:まあアレだ、大丈夫だよ。お湯でもかぶれば元に戻るさ!!
GM:それ懐かしい漫画だよ!!(笑)
クロイツ:ら○まかよっ!!
GM:(セリーヌさん)「お湯かぶるって?危ないからバカなことはよしなさい。
ところであなた……キルちゃん?」
キルラ:そういうこともあるさ……(遠い目)人によってはね、その、成長の過程でね……。
GM:「何怪しいこと言ってんの」(笑)……しかし何で正直に相談しないかね(苦笑)
キルラ:あ。その手があったか。
GM:バカがいたよー!!!
キルラ:まあオレは基本的に人を信用しないからな……
ヤマーリン:オレはキルラがいつもと違うので何かドキドキしています。
アティオ:「ん……ヤマーリンどうした。何だか口数が少ないぞ?」
ヤマーリン:「べ、別にっ!別に、キルラが可愛いとか、思ってないぞっ!」(あせあせ)
キルラ:まあ、事情を話そうか。朝起きると、女になってたんだ……分かるだろ、この気持ち!?
アティオ:気持ちも分からんが状況も分からんぞ。
キルラ:オレも良く分からんが、夜中に体が熱かったから風邪かな?と思ったわけよ。
クロイツ:変なものでも食べたんじゃないか?
キルラ:オレが思うにはさー、これって「女になる病」じゃないかなーと思うんだ。
GM:そ、そのまんまですなっ!!
カクオウ:セージとか持ってる人調べてみたら?
ヤマーリン:じゃあセージで判定していい?
GM:どうぞー。
一同:(平目の人もいそいそとダイスを振る)
カクオウ:お、やった6ゾロ。
アティオ:おお、いいねー。
GM:ろ、6ゾロとは!……カクオウさん、あなた何かのマニアですね。
ヤマーリン:うお!経験点もらった!!(笑)
GM:じゃあヤマーリンは「すげえ、たまに女になっちゃうこととかあるのかあ!」と、勝手に納得した(笑)
カクオウさんは何故かすごく詳細にニヤっとしながら「ムーンライト・ドローンだな。」と思った。
アティオ:おれ、15。
GM:それも知ってるね。要するに性転換しちゃう毒が存在するってことを思い出します。
特にカクオウは、効果が永続で飲んでから1ラウンド後に発現するってことも分かります。
キルラ:……治る方法は?
GM:もう一度同じ薬を飲めば治る。
キルラ:なるほどー、知らない間にそんなもん飲んでたのか。酒と偽って昨日のねーちゃんに飲まされたのかな……
GM:ただし、カクオウは気づくのだが、効果の発現する時間が純正の薬の情報とズレている。
ひょっとしたら何らかの似た効果の合成薬なんじゃないだろうか、と。
クロイツ:毒なら、試しにキュア・ポイズンかけてみてあげようか?
キルラ:なるほど、かけてくれ!!
カクオウ:いやでも、今すぐかけなくてもいいんじゃないか?気に入ってるならそのままで(笑)
アティオ:そうだな、ヤマーリンも静かだしいいんじゃないか。
キルラ:イヤだよ!!!!(絶叫)
ヤマーリン:……そのままでも、いいんだよ……
キルラ:……この変態何とかしてくれ。
GM:さて、解毒するならやってみ。
クロイツ:じゃあかけてあげよう。(と、言ってキルラのむなぐらを掴んで持ち上げる)
キルラ:(苦しそうに)ぐっ……こ、コレがキュア・ポイズンか……ぐふっ。
GM:違う違う。
カクオウ:(計算している)4倍までかけられるね。
GM:達成値上げるんですか?
アティオ:全力でかけろ。
クロイツ:全力でかけたら気絶しちゃうよ!
カクオウ:大丈夫、後でトランスファーしてあげるから。
クロイツ:そっか、それならいいや。じゃあ4倍がけで!
GM:+3ですかー。
クロイツ:(コロコロ……)出目7。期待値かー、面白くない(笑)足して16!
GM:(うわー高いなあ)特に変化は無かった(惜しいんだ、ゴメン)。
アティオ:効果無しか!
カクオウ:とりあえず13点トランスファーしよう。
キルラ:もうプリーストなんて信じない……(いじいじ)
GM:カクオウの心当たりだが、ムーンライト・ドローンなら毒性値14で解けるはずなだがなあ、と思う。
クロイツ:ぜえはあぜえはあ……何かむかつくなあ(笑)
GM:(模造品だから効果と毒性値をちょっといじってあるのよ。解かれるとつまらんし。以上ネタバレ)
キルラ:キルラです……どうも守備力が低いと思っていたら、女だったとです……
一同:ぶはははは(笑)
キルラ:「ちくしょー!」と言って部屋に戻る。マーファのマントなんて要るか!ポイ!
GM:ひでえ。
カクオウ:「はて、こんな所にうちの信者のマントが……何故?」
キルラ:神官は信用出来ないし、仲間も信用出来ないし……
ヤマーリン:オレを信用しろ!
キルラ:しかも仲間には変態が一人いるし……(遠い目)
クロイツ:キルラも元に戻らなかったし……とりあえず依頼人に話を聞きに行こうか。
GM:そうですね、時間的にぎりぎり大丈夫ってくらいです。
ヤマーリン:オレはこのメンバーに紅一点が出来たのでもう大はしゃぎだよ!(イキイキ)
GM:元が男でもいいんだ……
アティオ:プライドが無いな。
クロイツ:みんな……ヤマーリンはほっとこう。
ヤマーリン:オレ、今回のセッションで株が一気に下がった気がする……
さて、てんやわんやの末依頼人の待つ「雄牛と剣亭」に向かった一行でございます。
GM:時間はお昼頃ですのでみんなご飯を食べている訳ですが……一人だけカウンター席にちょこんと座って
いる気の弱そうな男がいます。誰かを待っている様子です。
クロイツから見ると、同僚のスミスにちょっと似てますね。
クロイツ:「ニコライさん……ですね?」
GM:「あ、ああーそうですぅー。クロイツさんで、ですよね?」(妙にきょどっている)
クロイツ:「そんなに怯えないで下さいよ(笑)」
アティオ:「む、怪しいヤツだなあー。」
クロイツ:「まあまあ、アティオ(笑)」
キルラ:電車男……
GM:「ああーすいません。きょ、今日ーはお願いがあって……」……ええいもう普通に喋るぞ(笑)
クロイツ:そうしてくれ(笑)
GM:(オドオドフィルターをかけて読んで下さい)「兄から話は聞いてらっしゃいますか?」
クロイツ:「ええ、簡単に。詳しい話を説明して下さい。」
GM:「はい……それは<マッカール邸>と呼ばれている屋敷なのですが……もともとは血筋の良い
一族が持っていた土地なのです。それが数十年前に売りに出されましてうちで買い取ったのです。」
クロイツ:「ふむふむ……」
GM:一般の家屋と比べると立派な二階建ての家で、売りに出した当初は人気があって、そこそこ富裕な市民が
住むのに利用されていたそうです。ところが……
「それが、偶然だとは思うのですが……家人が次々と病気になったり破産したり悪いことが続きまして。
二、三年も住まない内に出て行ってしまうということが続いたのです。」
一同:ほう……
GM:それが噂になってしまったせいでここ十年は全く人が住まなくなってしまった、ということです。
「それからは何事も無く我々で家を管理しておりました。」
クロイツ:ふむ……それで?
GM:で、噂も収まった頃なのでそろそろ売りに出しちゃうか、と思ったんですな。
「ところが、ええと……今から3週間くらい前からですね。再び妙な噂が立ち始めたんです。近隣の住民が、
誰も住んでいない屋敷の中から物音がする、と騒ぎ出したのです。」
特に、その古い“いわく”を知っている年寄りは気にしているようですね。
キルラ:(出し抜けに)年寄りが騒いでんのか!
GM:あんたは部屋でヒッキーしてんでしょ(笑)
キルラ:……年寄りが騒いでる気がした。でもボクにはどうでもいい……ボクの今までの日常は壊れてしまった……
GM:(キルラ、キャラ変わってないか?ってゆうかゲームが違う。)しかし、自分で何とかしようとか思わないのかよ。
解毒方法まで聞いといて……
キルラ:あれ、そうだっけ?
GM:同じ薬をもう一回飲め、って言ったよね?
キルラ:あ、そっか!!!
ヤマーリン:俺はそれを探すつもりは無いけどな……
クロイツ:薬が見つかったらヤマーリンにも飲ませるか。
アティオ:おお、大人しくなっていいかもしれんな!(笑)
ヤマーリン:え、ちょっ!オレヤダよ男好きになるの!!!(必死)
さて、こうして一行はお屋敷の調査を請け負うことになりました。報酬は3000ガメル!
屋敷が無事住める状態になれば更に2000上乗せするという破格の対応。一行は俄然やる気を出します。
一人を除いては……
キルラ:オレもそろそろ外に出るかな……(黄昏ムード)
GM:いい加減やる気出して下さいっ!!(笑)