GM:確認するけど、今広場周辺に来てたのはアティオとヤマーリンの2人だけ。
   他の人は今のところ戦闘に参加出来ないからね〜。(おはじきをざらざら出しながら)
   さ、戦闘用のコマです。好きな色を選んでね。

ヤマーリン:(赤いコマを選びながら)赤い彗星じゃあ〜!!

アティオ:(黄色のコマを持って)百式色・・・

GM:・・・君たち仲良ーね。さて、こっちは便宜上ゴブリンABCと称しよう。
   さて、行動宣言して下さい。剣かな?魔法かな?

 行動宣言というのは文字通りどの様に行動するか決定してGMに報告することです。
 これは行動をそのままやめる以外に基本的に後で変更することは出来ません。
 行動は敵味方を含み敏捷度・つまり素早さの順に行われます。
 (ちなみに本来行動の宣言はラウンドの頭にまとめて行うのが公正なのですが、
  今回は初回と言うこともあり厳密にマスタリングしてないので、
  キャラクターの行動直前に宣言することを認めています。)

アティオ:私はAを狙おう。レイピアで刺す!

ヤマーリン:それじゃあオレはB。

GM:こっちは全員殴りだな。じゃあ敏捷度的にアティオから。
   まず当たるかどうか2つサイコロ振って下さい。

アティオ:(コロコロ…ダイスを振る)10!

GM:(おお、出目いいな)それじゃあキャラクターシートに書いてある“攻撃点”の数値を出目に
   足して下さい。それが達成値・・・つまり、どのくらい成功したか、ってことになります。

アティオ:足すと13だな。

GM:それは当たる。Aに攻撃だったね。次はダメージを判定します。
   もう一回サイコロ2つ振って下さい。

アティオ:(コロコロ…ダイスを振る)

GM:打撃力は…9だね。(レーティング表を見ている)

 このゲームではダメージの度合いを換算するのに“レーティング表”という数字が
 いっぱい書かれた表を使います。打撃力をキーナンバーとして横軸に当てはめ、
 縦軸の数字を出目として交差したところにある数値をダメージとするものです。
 この表の導入によって筋力・出目によるダメージの上昇が緩やかな勾配になるように
 設定されているわけです(多分)

 まあ詳しいことはルールブックを読みましょう☆ 

GM:あれ、出目は?

アティオ:(無言)

クロイツ:1ゾロじゃん!!(笑)

GM:(しょっぱなからオイシイ出目だなあ)それじゃ経験点を10点あげましょう(笑)

 このゲームでは特に指示が無い場合判定に6面体のサイコロを2つ振って合計値を用います。
 つまり1のぞろ目が1番小さい値になるわけですが、これは“自動的失敗”と呼ばれる特殊な
 状況になるわけです。つまり、行動の基準値や目標値に関わらず“自動的に失敗”
 したとみなされるのです。(この場合はダメージが0になる。)
 そしてこの出目を振ったキャラクターは大失敗により「良い経験をした」
 と見なされ特別に経験点を10点もらえます。

 そして1ゾロに相対する状況が6のゾロ目。これを“自動的成功”と呼びます。
 これも特別な成功としてGMに考慮されます。(こちらは特に経験点は付与されませんが)

キルラ:超オイシイ〜(笑)

アティオ:「こいつら、ただのゴブリンでは無さそうだな!?」←(違う)

クロイツPL:ごぶごぶ〜♪(まだやってる)

ヤマーリン:おっしゃあ、行くぜ!!(コロコロ…ダイスを振る)10!

GM:それは当たります。ダメージは?

ヤマーリン:(コロコロ…ダイスを振る)11!

GM:え、すご!クリティカルしてる!!?

 戦闘時のダメージ判定にはクリティカルというものが存在します。
 これはその一撃がより強力にヒットしたことを示すもので、
 ダメージのサイコロをもう一度振って合計を足すことが出来ます。
 技能や武器によって多少の修正がありますが、普通は出目10以上
 がクリティカルになります。

GM:打撃力が18…まず7点か。もう一度振って。

ヤマーリン:(コロコロ…ダイスを振る)

GM:うわ、またまわったー!!!?(計算している)合計ダメージが…追加ダメージ足して
   23点ダメージ……!!ゴブリンBは一撃でぐちゃぐちゃになりました。
   すごいオーバーキルだよ〜(笑)

一同:わはははは(笑)

ヤマーリン:「女の子の敵はオレの敵だ!!」(キメポーズ)

GM:さて、ゴブリンAとCの行動ですが、Cの方はBが一瞬でぐちゃぐちゃになったのを見て
   逃げてしまいました。残ったすぐ前にいたアティオに攻撃。

クロイツPL:(ゴブリン)「よくもゴブ太郎を〜!!ぶっ殺してやるごぶごぶ〜!!」

GM:(無視)アティオは回避の判定をして下さい。サイコロ振って、回避点を足します。

アティオ:(コロコロ…ダイスを振る)9!

GM:9か…(同点だ。回避優先だから避けられたな)ギリギリで避けられた。
   さて、これで1ラウンド終わりましたんで次のラウンドに入りまーす。
   再び敏捷度順に行動。

 アティオはゴブリンごときに魔法は使わないつもりなのか、再びレイピアで攻撃。
 命中させますが出目がふるわずダメージはナシ。続いてヤマーリンのバッソ(バスタードソード)
 が炸裂。ちくっとダメージを与えます。
 ゴブリンAはひるまずアティオに攻撃を仕掛けますが、身軽なアティオにうまく攻撃を当てられず。 

GM:さて、3ラウンド目。アティオ、行動はどうする?

アティオ:魔法使ってみようかな。

GM:発動体の指輪持ってたよね。じゃあそのまま剣を落とせば魔法は撃てる。

 さて、古代語魔法です。これはまず魔法の“発動体”が無ければ使えません。
 普通はメイジスタッフを用いますが、アティオは剣も振るうため指輪の発動体を所持しています。
 (GMが所持を許可した)

 そして古代語魔法は複雑な動作を伴うため、両手を自由にしておく必要があります。
 そのためアティオはまず手にしていた武器を落としました。

GM:何の魔法を使います?

アティオ:攻撃する。

GM:じゃあ、レベル1なんで“エネルギー・ボルト”ですね。精神力5点減らして下さい。
   さ、まず発動したか・及び敵の抵抗を破ったかを判定します。サイコロ振って下さい。

アティオ:(コロコロ…ダイスを振る。出目は11)

GM:魔力足したら15。うわ、これは確実だ!(笑)抵抗出来ないのでダメージ出して下さい。
   打撃力のキーナンバーを10としてダメージを出して下さい。あ、魔力も足してね。

アティオ:(コロコロ…ダイスを振る。今度は出目が

一同:(爆笑)

GM:ダメージは、5点ですか…(ダメージの出目が振るわないってよくあるなあ)

カクオウ:これむしろ1ゾロの方がオイシイよ(笑)

GM:アティオから放たれた光の矢はゴブリンをチクっと削りました。

アティオ:チクっとかあ〜(ちょっと悔しそう)

キルラPL:「あれ、あったかい!?」とか言ってたりして(笑)

ヤマーリン:ジュスター、お前使えねえなあ…

アティオ:何!?オレがオトリになってるからお前はダメージ食らわなくていいんだぞ!?

GM:ゴブリンはもう体力半分も残ってません。

 続いて、ヤマーリン・ゴブリンともに攻撃外してラウンド終了。
 そろそろゴブリンも追い詰められてきました…

キルラ:オレらもそろそろ登場したいよね。

GM:うーん、まだ酒場で報告しあってるところかな。戦闘終わったら都合良く登場させてあげる
   から(笑)

 さて、先ほど武器を落としたアティオは魔法は使わず殴りにかかりました。
 あえて武器は拾わず様子を見たようです。が、これは当たらず。
 ヤマーリンがヒットさせ少し削ります。ここでゴブリンはヤマーリンに標的変更。

ヤマーリン:(回避ロールコロコロ…)ああーーー!!

一同:ああーー!!

GM:経験点をあげよう(笑)

 戦闘一発目からクリティカル出したと思ったらさっきから1ゾロ連発ですか…
 何とも浮き沈みの激しいヤマーリン軍団。

アティオ:魔法使う。これって後で精神点回復出来るよね?

GM:うん、6時間眠れば完全回復だよ。

アティオ:よし。(コロコロ…ダイスを振る)8。

GM:それは抵抗した。レーティング表0の欄使ってダメージ出して下さい。

 攻撃魔法の場合抵抗されると不完全な形で魔法がかかります。
 この時打撃力は10減少するので今回は0です。
 この場合よほど出目がいいか魔力がもともと高くないと
 ダメージを与えるのが難しくなってしまうのです。

アティオ:(コロコロ…)4。

GM:魔力が4あるんだ、高いなあ。じゃあチクっと通った。

 つづくヤマーリンは攻撃を外し、更にゴブリンに1点くらいます。
 お互いチクチクとつつくだけで戦闘は長引き…そしてついに…!!

アティオ:もう一度魔法かな。あと1回しか使えないけど。

GM:精神点0にならなければ大丈夫。どうぞー。

アティオ:「こいつを倒すぞ!!」(コロコロ…)10!

GM:(コロコロ…うわーぴったりだ)惜しい、抵抗した。もう一回レーティング0で。

アティオ:(コロコロ…)11出た!

GM:惜しい!抵抗されてるとクリティカルしないんだよねー。

アティオ:ダメージは8!

GM:では、光の矢がゴブリンを貫き見事ゴブリンを討ち果たしました!

ヤマーリン:魔貫光殺砲!!(笑)

GM:さきほど逃げ回ってた人たちが集まってきて、「ああ、ありがとう冒険者の方々!」
   などとお礼を言います。

キルラPL:(町人)「ウワー冒険者の人、(返り血で)キタナーイ」

クロイツPL:(町人)「うちの店がー!!どうしてくれるんだー!!」

GM:(完全無視)「この裏の森にやつらの巣があるんです、ゴブリンを倒して下さい!!」

アティオ:「うむ、分かりました。」

ヤマーリン:「オレと付き合わない?

GM:(女の子って言った覚えないぞ…)さて、そろそろ他のみんなも騒ぎを聞きつけて
   やってきたよ。

クロイツ:「何があったんだい?」

キルラ:「うわ、お前ら汚ぇ!!」←(ヒドい)

アティオ:「今、ちょうどゴブリンが襲ってきてな。」

ヤマーリン:「ちょうどゴブリンに襲われていた女の子たちをオレたちが守ったのさ!!」

アティオ:……まあそういうことにしておいてやる。
    「村人たちの情報によると、町の裏の森にやつらの巣窟があるようだ。」

クロイツ:「僕たちも今依頼人に聞いていた行商人の部下に会っていて話はしといたんだ。
      それでこれから町長に会いに行って、
お金をもらいに行かなければ
     いけないんだ

GM:誰が金をやると言った!?今から交渉しに行くんでしょう!!

クロイツ:あれ、話飛んだ?おかしいなー(笑)

ヤマーリン:じゃあオレはあと半日くらい寝てるかな。

クロイツ:「ヤマーリンはこっちだよ〜♪」首根っこ掴んで連れて行きます(笑)

ヤマーリン:ああ〜回復したいのにぃ〜!!

アティオ:「金のことはお前たちに任せる。オレは宿屋に先に帰って休ませてもらおう。」

GM:ああ、精神力尽きてますもんね。(しかし意外とちゃっかりしてるなあ)

ヤマーリン:おれも寝たいのにー!

クロイツ:そういえば宿泊費って依頼人がもってくれるんだよね。
    「よーしガンガン寝ようみんな!!」(笑)

カクオウ:その分被害増えちゃうからー!!(汗)