遂に登場・お茶目な冒険者ヤマーリン一行のリプレイ第一話だよー♪
今回はほとんど初心者でパーティーを組んでいる為、リプレイ内の随所に解説や
GM独自のアドバイスなども載せてみました。軽く参考にしてね☆
ちなみにプレイヤーさんは全員 男 ですw
SWRPGリプレイ・ヤマーリンズシリーズvol.1
overture 〜不揃いな五重奏曲〜
GM:はい、じゃあ状況から説明しますね。まずこのソード・ワールドRPGというゲームでは
“フォーセリア”という異世界の“アレクラスト大陸”を舞台としています。
皆さんが今いるのは大陸最大の大都市、南岸に位置する“オラン”という町です。
まあ細かいとこはまだ覚えなくてもいいですよ(笑)
一同:は〜い。
GM:オランはまあ日本で言うと東京の様な感覚の中心都市で、様々な人種が共存しており
商業が盛んに行われています。ここには冒険者ギルドと呼ばれる施設がたくさん存在します。
今皆さんはその中の一つ、“白獅子の牙亭”というお店にいます。
ここは初心者の冒険者が多く集う、若い夫婦が経営しているお店です。
みんなはまだ若葉マークピカピカの新米冒険者。まあそれぞれの事情があって冒険者を志願した
のでしょうから、その辺から一人ずつ、自己紹介をお願いします!
プレイヤーD:ええ、自己紹介なんて考えてなかったよ!ヤマーリンピンチ!
プレイヤーC:そんなん言ってたら始まんないからー(笑)
GM:じゃあ端っこの人からどーぞ。
プレイヤーA:「あ、オレ?オレはもと占い師で、キルラです。よろしくぅ!」
プレイヤーE:早!(笑)
GM:性別は男?
キルラ:うん男。シャーマン(精霊使い)・セージ(識者)・シーフ(盗賊)です。
GM:おお、役に立つねえ。
キルラ:盗賊ギルドに入りたいんだけど、お金が無くて入れない…
この世界には“ギルド”と呼ばれる職能組合があります。
盗賊ギルドは正式な職人のギルドとは少し違うのですが、
技能を学んだり構成員の保護がなされるという点では同じです。
シーフの技術を持つものは盗賊ギルドに所属することを求められますが、
進上金として年間1000ガメル(1ガメル≒100円くらい)
を納める必要があります。
初心者冒険者にはこれは大金なわけです。
キルラ:当分はこの金を稼ぐことが目標だな…。
プレイヤーB:(渋い声で)「……アティオ=ジュスターだ…」
GM:うわ、(役に)入ってる!!(笑)
アティオ:「とある傭兵集団に所属していたのだが、世界を見てみたくなって、
たまたまこの冒険者ギルドにやってきた…よろしく頼む!」
プレイヤーD:(やる気無さげに)あーはいはいよろしくおねがいしますねー。
プレイヤーE:嫌そうだなおい!(笑)
プレイヤーC:では行きます。
「カクオウ=ノーニと申します。ドワーフで、マーファ(大地母神)
のプリースト(司祭)とレンジャーです。
しばらく前までは狩人として森の中で生計をたてていたのですが、
もともと信仰していたマーファの能力に最近目覚めまして。
教えを広める為に旅に出た……ということでございますじゃ。」
プリーストが使用する神聖魔法は、神の声を聞くことが出来るほどの信仰心を必要とします。
つまり神を信仰し、その声を聞くことが出来て初めてプリーストとしての能力が芽生えるのです。
GM:それにしてもプリースト・レンジャーって結構珍しいですね。
(普通、プリーストとファイターを組み合わせるほうが一般的である。)
カクオウ:だってレンジャー誰もいなさそうだったからー。
GM:(笑)
プレイヤーD:「おお、おっさんすげえな!神の声なんか聞くことが出来るのか!
ん?オレか?オレはジム=ヤマーリンってもんだ。
おれにはな…夢があるんだ…」
GM:(わあ語り始まってるぅ。)
ヤマーリン:「おれはな、歌手になりてえんだ!
でもな、単身でこの大都会オランに来たのはいいんだけどよう……
残念なことによう、(苦しそうに)食い扶持がねえんだ…。」
GM:なるほどね、バード(吟遊詩人)技能はそういうわけか(笑)
ヤマーリン:実家が剣術道場をやってる設定なんで、ファイター技能を使って冒険者
になってるわけだ。
「いつかスターになって女の子にモテてえんだ!みんなよろしくな!!」
GM:はい、では全員終わったので早速本題に・・・
一同:(爆笑している)
プレイヤーE:GM!!普通にオレ飛ばさないで下さい!!(笑)
GM:あれ、さっき言ってなかったっけ?(※本気でスルーした。)
ごめんごめん、じゃあ気を取り直してどうぞ!(笑)
プレイヤーE:「クロイツ=シックザールです。
僕はオランのチャ=ザ(商売の神)教会に勤めています。
物心ついたころから僕はこの教会にいて、司祭になるべく育てられてきました。
でも今そんな生活に疑問を持ち始めて、旅に出てみることにしました。」
キルラ:で、クラス(職業)は?
クロイツ:プリ・ファイー。
ヤマーリン:何ソレぷりぷりファイター?
クロイツ:プリースト・ファイター!!
ヤマーリン:言葉は略すなあ!!!
GM:うんプリティでキュアキュアだよね。
クロイツ:やめて。
ヤマーリンのプレイヤー(以下PL):(突如邪悪な声で歌い始める)プ○キュアプリ○ュア〜…♪
アティオ:(出し抜けに)カクオウとヤマーリンのプレイヤー声かぶりそうだね。
カクオウ&ヤマーリンPL:(二人同時に)そおぉ?
GM:(笑)
アティオ:声低いじゃん。
カクオウ&ヤマーリンPL:(更に同時に)低くないよ!
一同:(爆笑)
クロイツPL:何だお前ら、どっかで打ち合わせしてきたのか!?(笑)
GM:さて、早速ですが皆さんはある依頼を任されています。
簡単な仕事なのでギルドの方で同じくらいのレベルの冒険者を適当に集めて
パーティーを組んでもらったわけです。プレイヤーキャラクター同士で面識があるぞ、
って言う方いらっしゃいますか?
クロイツ:あ、僕とヤマーリンは一緒に教会が用意した寮かなんかに住んでるってことで。
GM:了解。他はみんな初対面だね。じゃあこれから会話して親睦を深めつつ、
お互いをやたら好いたり嫌ったりしていって下さい(笑)
キルラ:(クロイツに)なに、君クロイツって名前なの?
クロイツ:うん、そうだよ。
ヤマーリン:くのいち?
クロイツ:それ日本語だからー(笑)
キルラ:よおし、ここで名を売れば俺たちは大活躍だ!
GM:そういう事ですね。
ヤマーリン:女の子にモテモテじゃい!!(笑)
GM:では早速依頼人とご対面してもらいます。
ヤマーリン:え、かわいいコ?
GM:…いや、男です(汗)行商人のジンさんという人です。
ヤマーリン:何かオレと名前似てるなあ(親近感持ったらしい)。
クロイツ:…関係無いだろ。←(何かヤマーリンには冷たい?)
GM:彼はオランを中心に行商を営んでいるんですが、ある銀細工で有名な町で
仕事をしているはずの部下が予定の日になっても帰って来ないそうです。
どうなったのか様子を見てきて欲しい、ということです。
アティオ:ふむ、何かの事件に巻き込まれたということか。
カクオウ:「その町まで往復どれくらいかかりますか?」
GM:馬なら半日で着く。
キルラ:「金はいくらもらえんの?」
GM:「そうですねえ…5人合わせて1500でどうでしょう?」
ヤマーリン:妥当かなあ。
クロイツ:あと一押し!「チャ=ザは言っております!それでは足りないと…」
GM:うそつけ!(笑)「そうですねえ…では路銀として宿泊料などはこちらで持たせて
いただきますから。」
キルラ:おっ?
GM:「まあ状況が何とも分かりませんので、危険な話の様ならば後で上乗せということで。」
アティオ:その部下って人もうやばい目にあってるかもしれないね。
ヤマーリン:死んだな、こりゃ。
キルラ:何かイヤな子がいる!(笑)
ヤマーリン:はーい!ジム君からの質問一つ!
GM:はい?
ヤマーリン:その依頼人は何歳ですか?
GM:?見た目30後半…ってとこかな。
ヤマーリン:「娘さんはいますか?」
GM:…。「い、いえ。私は独身です。」
ヤマーリン:(明らかに肩を落として)「独身ですか…。」
クロイツ:お前うるさいよ!!(笑)