「もう一度、目をあけて」

 

これは罰だ。目を背けていた自分への罰。手遅れになるまで分からなかった。自分にとって大事なものが何なのか。

聞こえないくらいの掠れた声で名前を呼ぶ。言葉は静寂に吸い込まれ、虚無感が体を支配する。

 

もう一度……

もう一度名前を呼ぶから

 

 

その声を 笑顔を ぬくもりを取り戻す為に

 

 

俺は誓う。どんな罪も罰も負おう。

 

 

   ビーストバインド ニューテスタメント

 

      

 

   汝、己の獣と向き合わん

 

 

 

GM

え〜ではオープニングシーンからサクサクッと行きましょうか。

 

一同:

ハイハイ〜

 

GM

まず誰から行こうかな……凛がいいな。

 

凛:

ん、んっんぐ!!(何か焦ってる)

 

GM

いつまで菓子食ってんだ!!(笑)

 

ユリカ:

一人三個だぞ(・ω・)

 

 

OPシーン1

“北条円の心痛”

シーンプレイヤー:斑鳩凛

 

GM

日付は……5月の上旬にしよう。14日月曜日です。GWも明けてぼちぼち中間テストの準備ってとこかな。今は朝の登校時ですね。

 

凛:

は〜い。

 

GM

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪凜は朝部室に行くんだよね。

 

凜:

じゃあそういうことで。

 

GM

熱心な凜は毎朝部室の掃除をしたり花を生けたりしてるんだよ、きっと。部長の北条円(ほうじょう まどか)くんが挨拶してくる。

北条「おはよう、斑鳩さん。いつも早いね。」

 

凛:

「おはようございます部長。部長こそ今日は早いですね?」

 

GM

北条「うん、ちょっと気になることがあって、君が来てるかなと思ったんで……」(そわそわ)

 

凜:

「あら、どうしたんですの?」

 

GM

北条「僕たち三年は最近受験勉強が忙しくて、君たち二年に何かと任せてしまって申し訳無いんだけど……」

 

凜:

「そんなこと気になさらないで下さい(にっこり)」

 

GM

んで、ちょっと部長の様子が……そうだな知覚振ってみて。

 

凜:

技能は無いから平目……(コロコロ)11!

 

GM

うん出目いいね。じゃあ言いにくいことを伝えようかどうしようか迷ってるってのが分かった。

 

凜:

「……部長、どうしたんです?お顔が優れないようですが」

 

坂神:

顔が優れない!?

 

ユリカ:

どうしたんです?ブサイクですけどー

 

GM:

北条「それは生まれつきだよ斑鳩さん……(´・ω・`;)」

 

凜:

間違えたっ!!「顔色が優れないようですが」だった!!(素)

 

五條:

(爆笑)

 

GM

(PLあもんの言い間違いは今に始まったことじゃないので慣れてる)

う〜ん……ココ何区にしようかな。池袋あたりを考えてたんだが……じゃあ年増区で。

 

:

……ちょっと待てい。

 

GM

これはPCの基本知識で知ってて欲しいんだけど、ここ最近年増区では女性を狙った連続通り魔事件が起こっています。

 

凜:

いつ頃から?

 

GM

先々月……つまり3月からですね。

 

:

メモメモ……

 

GM

既に三名が亡くなっています。

 

:

うわあ……

 

ユリカ:

物騒だな……

 

GM

その事件で隣の女子校の生徒も一人亡くなっていて、当校(※清宮学園;共学)でも集団下校させるなど警戒する体制をしいています。まあそんだけ身近で人が死んでりゃ無理も無いけど、最近学校が浮き足立っているのを生徒PCの皆さん感じているはずです。

 

:

分かりました。

 

GM

北条「だから、斑鳩さんも気をつけてね。」

 

:

「ええ。」

 

GM

加えてまどか君のもう一つの心配事なんだが、

北条「それで実は……霧島さんのことなんだけど。」

 

:

「またあの方ですのね……(嘆息)」

 

GM

そう、オカ研の問題部長霧島いづみ(きりしま いづみ)。

北条「彼女が、『これは超常の存在が関係している』と主張して、独自に犯人探しを始めてしまったんだ。でも流石に危険だからって止めたんだけど……」

 

:

「部長も気苦労が絶えませんわね……」

 

GM

北条「彼女なりにみんなを心配しての判断だとは思うんだけどね。」

 

:

「そうでしょうか……(゜_゜;)」

 

GM

北条「まあ僕が一方的に心配しててもどうにもならないんだけどね。おっとそろそろHRが始まってしまうな。じゃあ斑鳩さん、また放課後。」

 

:

「はい、失礼します。」

 

GM

では凜のシーンは締めましょう。希望するなら北条まどか君との絆チェックをして下さい。

 

:

しますします。……ここで1ゾロが出たら笑うけど(コロコロ)問題無し、絆です(^-^)

 

 

OPシーン2

「忍び寄る禍害」

シーンプレイヤー:久世ユリカ

 

GM

次はシスター。

 

ユリカ:

私ね、はい。

 

GM

五條のシーンから少し巻き戻って、その日の朝です。登校前の家を出るところ。

 

ユリカ:

礼拝をしてる時間かな。

 

GM

保護者の神父さんの名前なんだっけ……トム?あ、クリスだっけ。

 

ユリカ:

え〜忘れたよ。決めてなかったんじゃなかった?佐々木でいいよ。

 

GM

佐々木ね。

 

ユリカ:

……いや違う。ここは久世家だった!

 

GM

確かに久世佐々木になってしまう(笑)まあ名前は適当につけといてくれ。

 

ユリカ:

じゃあ久世浩一郎(くぜ こういちろう)にしよう。

 

GM

神父「おはようユリカさん」

 

ユリカ:

「おはようございます」

 

GM

ユリカは、2ヶ月前の事故で知人の女性が重体になっています。

 

ユリカ:

知り合い?

 

GM

ユリカの1つ年上で、以前この教会で一緒に暮らしていたことのある孤児の女の子。

 

ユリカ:

ってことは義理のお姉さんて感じね。

 

 

※ユリカが住んでいるこの教会は孤児院を営んでおり、神父の浩一郎さんは義理の父親でノウンマン。他にもう一人義理のお姉さんと一緒に暮らしています。

 

GM

彼女、橘美名(たちばな みな)さんには実のお兄さんがいて、数年前お兄さんが独立する時に一緒にここを出ていきました。

 

ユリカ:

そのお姉さんが事故に……どんな事故?

 

GM

交通事故です。トラックに跳ねられて意識不明の重体になってしまいました。

 

ユリカ:

……

 

GM

そしてそのお兄さんなんだけど……橘隆治(たちばな りゅうじ)くんていいます。

神父「ユリカさん、実は隆治君が行方不明になってしまったんだよ」

 

ユリカ:

「隆治お兄様が……!?」

 

GM

浩一郎「ああ、美名さんが事故にあった時は、随分と気落ちしていたみたいだから……」

 

ユリカ:

独立した二人は近所に住んでたの?

 

GM

近所って程ではないけど、区内ではあるね。

神父「ああ……お父さんは何だかイヤな予感がするんだよ。」

 

ユリカ:

……自分のことをお父さんとは言わないでしょう。

 

GM

じゃあ何て言うかな?「クリスねぇ(>_<)」とか?

 

ユリカ:

だから名前浩一郎だって!!

 

五條

「佐々木はね」かもしれない。

 

ユリカ:

佐々木でもないって!久世浩一郎だってば!!(゜Д゜)

 

:

(爆笑)

 

GM

じゃあ、

神父「浩一郎は何だかイヤな予感が……」

 

五條

「コウちゃんね(>_<)」

 

ユリカ:

一人称「私」とかにしてくれ……(ゲッソリ)

 

GM

冗談です。

神父「何だかこの件に関してはイヤな予感がするんだよ。ただでさえ物騒な事件が起きているのに。」

 

ユリカ:

「分かりました……隆治お兄様は私が探してみます。」

 

GM

神父:「ユリカさんも、くれぐれも気をつけて。」

 

ユリカ:

「私のことは心配しなくても大丈夫ですよ、お父様」

 

GM

神父「そうは言っても……」

 

ユリカ:

「私には宇宙の真理がついていますから(大真面目)」

 

GM

神父「(この娘はこういうことを言い出すから心配なんだ……)(´・ω・`;)」

 

ユリカ:

「大丈夫。きっと大丈夫」(何かノリノリ)

 

GM

宇宙の真理ってサテライトキャノンだろ。

 

:

何て即物的な(笑)

 

GM

じゃあそこでシーン締めです。絆チェックは……

 

ユリカ:

隆治かな……

 

GM

でもいいし、「クリスね(>_<)」でもいいし。

 

五條:

クリスとエゴ結べ。

 

ユリカ:

じゃあ浩一郎パパで。(コロコロ)……取れました。

 

GM

絆になりましたね。

 

ユリカ:

パパは……[信頼]。

 

GM

[きもい]じゃないんだ。

 

:

それエゴだって!!